7月20日の日記

2004年7月20日
少女の痩せた腕は
罪人を抱きしめるために存在した。

少女の掠れた声は
人々に祈り歌うために存在した。

ただ、
それだけの事。

ある日少女が抱きしめた罪人が
腰に着けていた刃を手にし
少女の手を切り落としてしまった。

ある日少女が歌った祈りを聞いた民が
世に天災を与えると思い込み
少女の舌を切り落としてしまった。

少女はただ
罪人の傷を
民の不安を

消してあげようと思っただけなのに。。。

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